2023年9月12日火曜日

ポーランドとウクライナ産農作物

       <ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>

ポーランドとウクライナは82日にウクライナ産農作物のポーランド領を経由する他国への輸送について、オンラインで会合を行った。

 ここ最近、ウクライナ産の安い農作物が大量にポーランドに流れ、ポーランドは自国の農家を守るため、ウクライナ産農作物の輸入禁止措置を取るという問題が生じていた。しかし、輸入は禁止したものの、穀物がポーランド国内を通過して他の国に輸出されることは容認している。

 

ポーランド側は会議で、Solidarity Laneを効率よく機能させたいことを強調。Solidarity Laneとは、ロシアの攻撃により黒海ルートで輸送できなくなったウクライナの穀物を鉄道、道路、内陸水路によって代替ルートをつくるものである。これによって、ウクライナ産の農作物をポーランドの農業部門に影響を与えずに効率よく輸送することができる。さらに、ポーランド側はウクライナ産穀物を他のEU諸国の港に輸送する方法を提案し、ウクライナ側も「ロシアのミサイル攻撃の影響で異なるルートで輸出する必要がある」と関心を示した。

 

今後もポーランドが隣国ウクライナと、ウクライナ侵攻のみならず、あらゆる面で連帯していくことを願うばかりである。


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(写真:ポーランド農業農村開発省)

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