2022年10月6日木曜日

<ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>

ポーランド投資貿易庁主催「ビジネスフォーラム」がワルシャワで開催


約4000人の実業家がワルシャワ国立競技場に集まり、「ビジネスフォーラム」を開催しました。ポーランド企業の海外進出とポーランドへの海外企業からの投資に関するテーマについて話し合いを持ちました。

ポーランド投資貿易庁会長のクシシュトフ・ドラインダ氏、ワルデマル・ブダ開発技術大臣、グジェゴシュ・ピエチェヴィアク農業省国務長官、パヴェウ・ヤブウォンスキ外務副大臣がスピーチを行いました。マテウシュ・モラヴィエツキ首相からはビデオメッセージが参加者に向け送られ、ポーランド開発基金のパヴェウ・ボリス理事長も登壇しました。

ポーランド投資貿易庁会長クシシュトフ・ドラインダ氏は、「ポーランドの実業家たちはビジネスの国際化に対して準備ができている」ことを強調。また、「現在の”Deglobalization”の動きは、ポーランドにとって新たなチャンスであり、うまく活用できればポーランドビジネスの重要性をアピールでき、ポーランドの企業の海外進出はますます加速する」との見解を示しました。

ワルデマル・ブダ開発技術大臣は、オープニングで「このイベントは市場や産業に関する情報を求めている輸出業者や投資家の期待に応えるだけでなく、行政が提供する海外進出を支援する手段やツールを知りたい人にとっても良い機会である」と、同フォーラム開催の効果について触れ、同省は以下の2つの大きなデジタルソリューションを設置予定であると述べました。

Trade.gov.pl

近代化されたポータルサイトで、重要なイベントやイニシアティブ、海外市場に関する情報を網羅。

EXPORT INTELLIGENCE

貿易の流れや経済データを閲覧できるシステムで、上記Trade.govに輸出支援機関のサービスの一環として提供。まずは150件程度の掲載を行い、必要に応じて更にデータベースの拡大を予定。

また、グジェゴシュ・ピエチェヴィアク副大臣は、「輸出がポーランド経済にとってチャンスでありビジネスを安定的に発展させるチャンス」であることを強く主張しました。

パネルディスカッションでは、2025年大阪万博の構想についても触れ、「ポーランドの輸出額は、2016年から2021年の過去5年間で、1990億ドルから3230億ドルに増加。このフォーラムを通して、ポーランド全体が海外への輸出に意欲的であることは明確で、今後の動向に注目して欲しい」と締めくくりました。

ポーランド投資貿易庁クシシュトフ・ドラインダ氏

写真:ポーランド投資貿易庁より


2022年10月1日土曜日

 <ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>

ポーランドのスタートアップ企業が増加

 

近年、ポーランドのスタートアップ企業が著しく成長しています。ポーランドのスタートアップ企業は、2017年から2021年の5年で2倍に増え、従業員は2019年に47,000人を超えました。ポーランドのスタートアップは、AI、機械学習、フィンテック、IoT4.0産業、ビッグデータに特化しています。会社のうちの40%が国際企業と協力しており、それらのうちの21%がこのセグメントに戦略的なクライアントを持っています。

このようなスタートアップの発展を支えるのは、ポーランド政府と15万人以上を雇用するアカデミックインキュベーターです。まだ発展途上にあるポーランドのスタートアップはこれから更に飛躍し、世界に認知されていくかもしれません。

 <ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>

2025年大阪万博への準備進行中


2025年大阪万博でコーディネーターを務めるエリザ・クロノフスカ=シワク氏が、ポーランド貿易投資局のインタビューで、2025年大阪万への意気込みについて述べました。2025年大阪万博でのゴールは「アジアとの経済的・文化的関係を強化することであり、ポーランドが参加を表明した初めに参加を表明した国のうちの一つであることに誇りを持っている」と述べました。

2025年大阪万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」で、2025413日~1013日の約半年間、大阪の夢洲で開催されます。万博では、137か国が出展を発表しており、その中でもポーランドは早くに参加を表明した国です。海外進出を積極的に展開していきたいポーランドは、この万博で自国の更なるイメージアップを狙っているのではないでしょうか。