2018年12月18日火曜日

メルカリがポーランドでハッカソンを開催

<ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>

フリマアプリで知られる日本企業「メルカリ」が、ポーランドで同社初の大型ハッカソンを開催しました。「Mercari Euro Hack 2018: Implementing Sharing Economy Solutions」と呼ばれる今回のハッカソンは、ポーランド首都ワルシャワでIT人材を対象として行われ、事前選考には560名以上の応募者が集まり、選考を通過した30組91名がワルシャワに集結しました。

(Photo by mercan)

なぜメルカリはポーランドでハッカソンを開催したのか?

ポーランドで日本のフリマアプリ「メルカリ」の知名度は無い、といっても過言では無いでしょう。もちろん、ポーランド国内でメルカリを使って商品の取引をすることも出来ません。ではなぜ、メルカリはポーランドでのハッカソン開催を実行したのでしょうか。

ポーランドを含む中東欧、バルト三国の国々は、競争力のあるIT人材の宝庫として注目を集めています。日本企業の人材獲得の動きこそまだ少ないものの、欧米企業だけでなく、中国・韓国からのリクルート担当者も訪れ、獲得争いが起こるなど、優秀なエンジニアでは名のしれた場所なのです。

メルカリが2017年11月から2018年2月にかけて開催した「Mercari Price Suggestion Challenge」でもポーランドは上位に入賞し、入賞者は日本へ招待されました。

このように、まだ日本では注目されることの少ない優秀な人材市場としてのポーランド。今後、メルカリ以外にも日本のエンジニア不足を補いたい企業が、ポーランドへの人材獲得のための進出が増えて行くのではないでしょうか。



2018年12月16日日曜日

ワルシャワ空港の利用者が過去最高へ

<ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>

ワルシャワのショパン空港(Warsaw Chopin Airport)の利用者が、2018年には前年比12.7%増加の1,770万人、2019年には6.2%増加で1886万人となりました。過去最高の利用者数を更新し続けています。

チャーター便の数はここ数年、毎年20%以上づつ伸びています。

(Photo by Guide to Warsaw Chopin Airport)
    
ワルシャワから電車で15分ほどの場所に位置する"ワルシャワ空港"は、地理的にもポーランドの中心部に位置しています。

1934年のオープン以来、2001年までは"オケンチェ空港"(Okecie Airport)として利用され、ポーランド出身の作曲家、フレデリック・ショパン(Frédéric Chopin)にちなみ"ワルシャワ・ショパン空港"に改名しました。
世界大戦の戦火を被り1945年に再建され、ソ連崩壊ののち新ターミナルを建設し、数回の改装を経て現在のターミナルが完成しました。

ポーランド政府は、数年後にヨーロッパ最大となる予定の空港(Centralny Port Komunikacyjny)(CPK)の建設を2022年以降に計画しています。

(Warsaw Chopin Airport 英語版HP: https://www.warsaw-airport.com)
(Centralny Port Komunikacyjny 英語版HP: https://www.cpk.pl/en)