2018年6月29日金曜日

木米真理恵 ピアノ・リサイタルが開催されます!

<ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>

ワルシャワでの8年半の留学を終え、日本へ完全帰国された木米 真理恵さんの凱旋公演が開催されます!

今回ご紹介させていただく公演は、
2018年9月16日(日)@石川県立音楽堂コンサートホール
2018年10月2日(火)@東京文化会館
の2公演です。

留学中に学ばれた作曲家の曲を中心に、盛りだくさんなプログラムとなっています。



ポーランド出身の偉大な作曲家、ショパンの曲も多く組み込まれています。
各公演、終演後にはCDの発売会・サイン会も開催されます。
ショパン好きの皆さん是非足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

木米真理恵 【プロフィール】
:金沢市出身。2008年東京音楽大学付属高校ピアノ演奏家コースを優等賞を得て卒業。
 2008年秋よりワルシャワに留学、2013年ポーランド国立ショパン音楽大学大学院を首席卒業、同大学研究科
 修了。2016年イモラ国際ピアノアカデミー卒業。



2018年6月27日水曜日

ポーランドのスポーツウェアブランド「4F」日本上陸!

<ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>

ポーランド発のアパレルブランド「4F」が6月22日、日本上陸記念第1号店を表参道にオープンしました。

「4F」は、アクティブなライフスタイルを楽しむ人々に向けて2003年に生まれたポーランドを代表するスポーツブランドです。

世界のフィールドで活躍するアーティストたちをサポートする高い品質と、様々なシーンに映えるデザインで東ヨーロッパを中心にアクティブライフを楽しむ「4F」ファンを増やしています。*公式HPより

ポーランドを含めたヨーロッパの5ヶ国でオリンピックの公式ウェアブランドとしても採用されており、現在26ヶ国で販売されています。

実際にポーランド国内では、都市、郊外共に多くのショッピングモールに店舗が入っており、広く大衆ブランドとして親しまれています。


Photo by みんなの経済新聞


今回の日本進出で経営を請け負うのは、スポーツライフスタイルラボ。6月28日には横浜にはスポーツ体験スペースを併設した複合型店舗をオープンします。郊外を中心とした店舗展開を進める予定です。

日本上陸に際しても、幅広い層が利用できるよう、価格帯にもこだわっており、Tシャツは1900円~、バックパックは2,900円~など。

店舗情報:
公式HP- https://www.4f-japan.jp

4F 表参道店
〒107-0061 東京都港区北青山3-9-1
営業時間 11:00~20:00
定休日 火曜日

4F 横浜コレットマーレ店 (2018年6月28日オープン予定)
〒231-0062 神奈川県横浜市中区桜木町 1-1-7 コレットマーレ1階
営業時間 11:00~20:00
定休日 無休

2018年6月20日水曜日

EAT Poland -渋谷でポーランド料理を体験!-

<ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>


ポーランド料理と言われて、思い浮かぶものは何でしょう。
北部の一部以外、海に面している国土がないポーランドでは、魚よりも肉料理が日常的に
食べられています。

観光ガイドブックなどを開いてみても、中々魚料理を見つけることは難しいポーランドですが、中世から、一年の中に宗教的な理由で魚が多く食べられる時期がありました。

カトリック信者は金曜日は肉を食べません。現在でも国民の実に92%がカトリック信者とも言われているポーランドでは、宗教上肉を食べることができない時期には魚が多く食べられており、古くから様々なレシピも発達してきました。

前述したように、海に面した土地が少ないポーランドでは、鱒や鯉やナマズなどの淡水魚が主流です。また、国内を輸送するにあたって鮮度を保つことが難しかったため、燻製か干し魚が多く、海水魚や生魚を食べる機会はあまりありませんでした。
そのため、缶詰の魚が食卓に並ぶ文化も根付いています。
生魚を食べるようになったのは、1900年代に入ってからのこと。日本の寿司という食文化がポーランドに影響を与えています。生の魚を食べることはポーランド人には衝撃だったと言います。

しかし、今でもポーランドで生の魚を食べる機会は限られており、生・冷凍の状態で気軽にスーパーで魚を買えるのは週に2-3回のことも多く、特に牡蠣は生で食すため、争奪戦になるとのお話でした。
ここ数年でワルシャワを中心に魚食を提供するレストランも急増し、提供されるメニューに幅も広がっています。

さて、サッカーワールドカップの開催に伴い、ポーランド文化センターではメディア・キャンペーン「紅白で、一緒に」を行っています。その一環として、渋谷駅・新南口エリアにある施設「100BANCH1Fのレストラン「LAND Seafood(運営:カフェ・カンパニー株式会社)」にて、ポーランド料理にちなんだオリジナルメニューを618日〜629日(金)の期間中、ディナータイムで提供しています。

メニュー開発に携わっているのは、レストラン「Water & Wine」主宰の料理人マレク・フリシンスキ氏、スーシェフのカミル・ラチンスキ氏、そして食に関する出版社FullMeal (EAT Poland project)
ポーランドにあるWater&Wineでは、農産物、海産物、お酒、ベリーなどほぼすべての食材を自分たちで賄っており、シェフもトップレベルなことで有名なレストランです。

今回は魚をテーマに、ポーランド食と日本食のコラボレーションメニューを発案。
LAND Seafoodで提供するメニューは以下の3種類となっています。(材料の仕入れ状況により変化する可能性あり)

◇鯖のマリネ 西洋わさびを添えて














◇そばの実のリゾット たこのグリルときのこを添えて











◇りんごのケーキ(シャルロトカ) バイソングラスを添えて













メニューとしては提供されないが、試食会では以下のお料理も。


ジュレックを味噌仕立てで日本風にアレンジ。







帆立と大根をトマトとオリーブオイルと出汁で。









まぐろのたたき
ポン酢の代わりにシーバックソーンの果汁を使用。







シーバックソーンは日本では収穫できないため、このメニュー開発のためにポーランドから持参したとのこと。




















食後にははちみつ酒を。日本でも入手可。



















29日までなので、皆様ぜひ渋谷へ!


LAND Seafood
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3丁目27−1
営業時間:11:00-23:00
渋谷駅 新南口より徒歩2分







2018年6月14日木曜日

V4諸国の中でポーランドの占める位置

<ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>

V4という言葉はご存知だろうか。
ヴェイシェグラード・グループ(Visegrad Group)と呼ばる地域協力機構で、ポーランド、スロバキア、チェコ、ハンガリーの中央ヨーロッパ諸国4 か国から成っている。

各国の友好・協力関係を深めることを目的に1991年に設立された。
この近隣諸国の中でポーランドはどういった立ち位置を占めているのか、2018年3月に発表された日本貿易振興機構(JETRO)の"2017年度日本発 知的財産活用 ビジネス化支援事業エコシステム調査"を参考に見ていきたい。

まず先に挙げられるのは、他の3ヶ国と比較しての人口の多さだろう。

                    JETRO資料より作成

図から見てもわかるようにポーランドの人口規模は、約3800万人と他国と比べ、ずば抜けている。
この市場の大きさにより、ポーランドでは他国と比べて、B2Cのビジネスモデルの可能性も大きい。しかし、Startup Poland Foundationの報告書によると、76%がB2Bのビジネスモデルであるという。

V4諸国のうち、ポーランドでは最も安定したスタートアップ促進政策を取っている。
2016年2月に採択されたモラヴィエツキ計画ではイノベーション支出の拡大が盛り込まれ、同年にはスタートアップ支援のための「スタートアップ・イン・ポーランド」プログラムも開始した。


ポーランドの地理的特徴は、首都ワルシャワ以外にもスタートアップが点在していることである。
クラクフやブロツワフ、ポズナン、トルン、ウッチなど様々な都市にスタートアップハブが存在し、成長を遂げている。

先日のブログ記事でも触れたように、ポーランドのベンチャー企業と日本がコラボするなど、アジアに進出を遂げている企業もある。
元々ポーランドは世界の中でも優秀なソフトウェアエンジニア多くいると言われており、アジアに多く進出する企業はIT系企業であることが圧倒的に多い。

日本企業のパートナーとしてポーランド企業の名前が今まで以上に多く聞かれる日も近いのではないか。

2018年6月13日水曜日

日本たばこがポーランドに新工場

<ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>

日本たばこ(JT)がポーランド中部のウッジ(Lodz)に加熱式たばこの新工場を建設します。

新たな工場で生産されるのは、加熱式の「プルーム・テック」と呼ばれるもの。
日本たばこは、今後数年間で海外への投資を増やす戦略で、今回のポーランドへの工場新設はこの投資の一環。

今回の建設で新たに約80名の雇用が見込まれており、ポーランド国内で日本たばごの従業員として雇用される人数は1800名を越えると見られています。

JTはこれまで、プルーム・テックの本体部分を中国、カプセル部分を静岡県で作っていました。ポーランドにはカプセルの生産設備が新設され、プルーム・テックの製造が国外でされるのは、ポーランドが初ということです。

ポーランドは、もともと男性の喫煙率が32.4% (2015年世界銀行のデータ)と高いのですが、近年電子タバコの人気は非常に高まっており、ショッピングモール内などでも吸っている人をよく見かけます。

今回、生産されることになる加熱たばこはポーランド国内でも販売予定で、スイス、米国を含む他の国々にも販路を広げる計画です。

先ずは、ポーランド国内で今後どのように需要が伸びていくか、注目したいところです。

Ludz (ウッチorウッジ)
ポーランドの産業・工業都市。ワルシャワ、クラクフに次いで人口が多く、かつては織物の産地として繁栄しました。


Photo by Ploom Tech Official Site



2018年6月6日水曜日

ポーランドのベンチャー企業とハウステンボスがコラボ

<ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>

長崎に東京ドームが優に30個は入る広大な土地を持つハウステンボス*は、ポーランドのベンチャー企業「サウル・テクノロジーズ」に投資し、従来のものと比べて圧倒的にコストが低い太陽光発電の開発に取り組んでいます。
*長崎県にあるテーマパーク。単独のテーマパークとしては日本最大であり、2010年からは大手旅行会社HISの傘下に入っている。

現在の太陽光発電のコストは1ワットあたり約24円。新しく開発中の太陽光発電ではこの費用を6円にまで下げることができます。この数字は石油よりも安く、石炭並みか、それよりも低い価格だそうです。

また、太陽光発電では、夜には発電できないため、備蓄用の電池も同時に開発しています。従来のリチウム電池ではなく、植物系の原料を使うことで充電可能回数を増やしたり、原価を下げたりすることが可能だそうです。

テーマパークのハウステンボスが、太陽光発電の開発に乗り出すとは驚きですが、同園では今までにも、テーマパークの周辺で太陽光発電に関連するプロジェクトなどを行ってきていたようですね。

再生可能エネルギー100%で運営をするテーマパークになることができれば、注目を集めることは間違いないでしょう。

見た目もこれまでの太陽光電池とは違い、プラスティックのような素材で作られたぺらぺらの薄い板。完成すれば、安全性に疑問の残る原子力発電や、環境に影響のある火力発電所に変わる劇的なエネルギー供給源になるのではないでしょうか。


今後も注目していきたいプロジェクトです。

サウル・テクノロジー社(Saul Technologies)
本社:ワルシャワ、ポーランド
日本オフィス:東京都港区
公式HPhttp://sauletech.com
サウル・テクノロジー社は、薄く、軽量かつ低コストのソーラーパネルを開発している企業です。

          Photo by Saul Technologies website