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2020年9月14日月曜日

5G回線、ポーランド初の試験運用が始まる

  <ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>

ポーランド中央部に位置するウッチ(Łódź)で、5G回線の試験運用が始まりました。

この試験運用を含むテクノロジープログラム「S5」は、40社のスタートアップ企業が参加し、今年の11月までの二ヶ月間実施されます。


今回のプログラムにはスウェーデンの電子機器メーカーEricsson、通信事業社Play、ウッチ工科大学(the Łódź University of Technology)、電子通信局(Urząd Komunikacji Elektronicznej)が参加しています。


ポーランドが公的に5G回線の試験運用を行うのは今回が初めてで、2025年までに大都市の輸送ルート整備を目指す国の5G戦略(5G for Poland)や、EUの5G行動計画(5G Action Plan)と連携したプログラムとなっています。また5G回線を利用するスタートアップ企業の、新たなシステム開発による経済促進が期待されています。


(Photo by Setup Spark)

ウッチ
今回のプログラムが実施されるウッチは、中央ポーランドのウッチ県の県都でありポーランド第3の都市です。国内の主要な高速道路が交差する場所でもあり、中国・四川省までつながる鉄道も通るアクセスのよい場所です。
S5-5G技術促進プログラム(S5 – 5G Technology Accelerator
ウッジ特別経済区(Łódź Special Economoc Zone; LSEZ)とスタートアップ企業を支援するStartup Sparkが中心となっています。通信速度が早く、同時接続数も多い5G回線を利用することで、高解像度の動画配信やIoTの普及、自動運転精度の向上や遠隔治療などにおける技術革新が期待されます。

2020年9月7日月曜日

住友商事、ポーランドのスタートアップ「Teroplan」へ出資

<ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>

住友商事株式会社は、欧州住友商事会社を通じてポーランド・クラコフ(Kraków)にあるスタートアップ企業「Teroplan S.A.」に出資参画しました。Teroplan社はバス・鉄道チケットのオンライン販売、民間バス事業者向けシステムの提供、オンデマンド型バスサービスを手掛ける企業です。
ポーランドを含む中東欧エリア(セルビア・ウクライナなど)において、鉄道などの公共交通機関は十分でなく、国内での移動は民間バスや自転車に依存しています。



(画像:https://ja-jp.facebook.com/pg/teroplan.ua/photos/ より引用)



Teroplan社が提供しているルート検索システムは年間2億回以上利用され、バス・鉄道チケットのオンライン予約・決済システムでは300万枚のチケットが販売されています。チケットのオンライン決済やオンデマンド型バスサービスはソーシャルディスタンスの確保にもつながるため、今後ますますの利用が期待されています。

オンデマンドバスとは、事前にバスに乗る場所・降りる場所を指定しておくことで、利用者の希望に応じてバスを運行することで効率化を図るサービスです。
ポーランドに住友グループが出資することで、カーシェアの導入など現地のニーズに沿った交通サービスの展開が予想されています。