2022年9月7日水曜日

ポーランドの再生可能エネルギー促進団体と投資貿易庁の間で協定結ばれる

―産業・経済のサステナブル化の動きー 

<ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>

今年718日、再生可能エネルギーを促進する団体であるポーランド再生可能エネルギーハブと、ポーランド投資貿易庁との間で協力協定が結ばれた。ポーランド国内だけでなく、海外からの投資家の間でも再生可能エネルギーやサステナブルな経済活動への関心は高まっている。これを受け、ポーランドでは環境への配慮を優先する動きが更に加速しており、今後の投資や産業の重要なテーマとなることが予想される。

写真:ポーランド投資貿易庁よりhttps://www.paih.gov.pl/_img/_pictures/45783.jpg

今回の協定の主な目的は、第一にポーランドにおけるクリーンエネルギー開発の促進に加え、ポーランドをクリーンエネルギー開発のハブにすること、更にポーランドの投資先としての魅力を向上させることにある。ポーランドへの投資を考える企業の間では、再生可能エネルギーへのアクセス・使用に対する関心が以前にも増して高まっている。そのため、再生可能エネルギーの開発・普及はポーランドへの投資誘致、ひいてはポーランド経済にとって喫緊の課題でもある。ポーランドの再生可能エネルギーの技術は目覚ましい発展の中にあり、すでに土台は整いつつあるとも言える。

かねてより、ポーランドは脱炭素に向け水素技術を電力供給や交通に取り入れ、「ポーランド水素ストラテジー」をその目的に掲げている。今年6月にはベルギーと水素技術に関する会合を開き、水素技術の意義や社会にもたらす影響について話し合うとともに、自国の水素技術のポテンシャルや今後の方針を世界へと発信した。ポーランド再生可能エネルギーハブのコワルスキー氏は「風力発電に関しても、将来には国内電力需要の100%を賄える見立てである」としている。

世界中で環境への配慮が叫ばれる中、再生可能エネルギーの開発や普及に近年力を入れているポーランドは、この分野においてキープレイヤーとなる可能性を秘めている。海外からポーランドへの企業進出や投資、更に国内産業における今後の軸となることは間違いない。


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