<ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>
ポーランド投資局 コスメ産業拡大のためアジアへの貿易使節団を派遣
ポーランド投資局は、ベトナム、シンガポール、フィリピンの3つの東南アジア諸国への貿易使節団を組織し、ポーランドの化粧品会社を派遣しました。この貿易ミッションに参加した10社の化粧品会社は、国際見本市への参加、研修、可能性のある契約先との商談を行いました。コスメ産業を更に拡大するため、新たな販路を開拓する狙いです。
この貿易ミッションでは、化粧品企業がアジア太平洋最大級の化粧品産業見本市であるコスモプロフ・アジアに参加しました。50,000平方メートルの会場に18の国と地域のパビリオンが設けられました。ポーランドゾーンでは、ポーランド貿易投資局のブースと20の個人出展社が設置されました。この見本市で、ポーランド貿易投資局のマチェイ・シュミギエル氏は、「シンガポールの中心部で合計30社のポーランドブランドの製品をアピールすることができました」と成果について伝えました。
また、今回のミッション参加者のために、ポーランド貿易投資局は特別なトレーニングセッションを実施し、ハラル認証やオンライン販売に関する要件など、市場特有の事情についてレクチャーを行いました。貿易投資局の外国貿易事務局が持つ現地との幅広いネットワークを駆使し、ポーランドの実業家たちは大手小売りチェーンや流通業者の代表者たちとも交流することができました。
ポーランドのコスメ産業は、ヨーロッパ連合(EU)の中で5番目に大きく、近年非常に成長しています。そのため、意欲的に新しいマーケットを探している状況です。新型コロナウィルス、ロシアによるウクライナ侵攻により国際情勢が変わる中、ポーランドにとっての新たなマーケットとしてアジアが注目されています。
アジアは世界最大の化粧品市場であり、世界の売上高の38%を稼ぎだし、ASEAN経済圏は6億6000万人に近い顧客へアクセスできる可能性を秘めています。美容業界の世界的なトレンドに付随し、スキンケアやヘアケア製品、カラー商品により多くの支出をする消費者が多くいる市場であると予想されています。
しかし、アジアに参入するためにはSNSによるブランドプロモーションに費用をかけるなど、長期的な拡大戦略を準備する必要があるとポーランド貿易投資局は考えています。そのため、ポーランド投資局は化粧品企業の更なる販路拡大に向けて、協力していく姿勢を見せています。
ポーランドの化粧品は日本ではまだ見かけることが少ないですが、自然派かつ比較的安価であるため、ナチュラルコスメを好む日本の市場でも人気になる可能性が十分にあると考えられます。以前日本で韓国コスメが爆発的にヒットしたように、ポーランドコスメの更なる活躍に期待できそうです。
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