<ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>
2019年にStatista が行った調査によると、ポーランド人口の8.1%がヴィーガン※1であり、同年に行われたHappy Cowの調査では、首都ワルシャワは世界で6番目にヴィーガンにとってフレンドリーな都市として選出された。
◉ワルシャワのヴィーガンレストラン
ヴィーガンラーメン店 / Uki Green |
ヴィーガンバーガー/Krowarzywa |
ヴィーガン寿司 / Youmiko vegan sushi |
ワルシャワではUki Greenという日本人オーナーのヴィーガンラーメン店やヴィーガン寿司屋、ヴィーガンバーガー店のKrowarzywaが人気を博している(写真上)。そして、市内のヴィーガン料理店はその美味しさにも引けを取らず、Krowarzywaのヴィーガンバーガーは、肉を使用したバーガーを抑え、‘The Best Burger in Warsaw Award’で2度、一位を獲得した。ワルシャワの他にも、ヴロツワフ、クラクフ、グダニスクなどの都市でヴィーガンレストランが続々とオープンし、今ではポーランドはヴィーガン文化が広く浸透するヴィーガン先進国として世界をリードしている。動物性由来の食材を制限するビーガンの間では、植物由来原料の豆腐などの豆製品やグルテンミート、穀物、野菜、果物、ナッツ、海藻などが人気だ。
◉日本のマクロビ
日本にもマクロビという食事法がある。マクロビとは身土不二(その土地の旬の食材を食べること)、一物全体(残さず食べること)、陰陽調和(季節に合わせて温かい・冷たいものを食べること)の三つを軸に、日本人が考案した、健康を考慮した食事法だ。「食べてはいけない」などの制限はなく、ストイックではないため、食生活を見直したい人が気軽に取り組める健康志向の食事法なのではないか。
◉日本のスーパーフード海外進出の可能性
ポーランド含め、世界中でヴィーガン市場が急成長を遂げる今、植物性由来の高野豆腐や納豆、梅干しなど日本のスーパーフードの海外への普及の可能性は高いのではないか。日本でもヴィーガンをめぐっては健康面、アニマルウェルフェアなど様々な点から議論が交わされているが、私たちは食の多様化に対応していかなければならない。
ヴィーガン※1…一般的に「完全菜食主義者」と訳される。ベジタリアンの一種で肉、魚、乳製品、蜂蜜などの動物性食品をいっさい口にしない人。
<参考>
Statista. https://www.statista.com/statistics/1133308/poland-vegans-and-vegetarians/
Happy Cow. https://www.happycow.net/vegtopics/travel/top-vegan-friendly-cities
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