2015年2月23日月曜日

ポーランドのアルコール(お酒)事情

ポーランドのお酒事情は?


市場調査会社のニールセンによると、ポーランド人はどの食品・飲料よりもビールにお金を使っている201312月〜201411月の1年間、ビールに使った金額は340億ユーロ。2位のウォッカは240億ユーロ。筆者を含め、ポーランドのイメージから言えば、むしろ、ウォッカの方が圧倒的と思っていたがそうではないようだ。

アルコール全体の消費量を見ると、2008年から2010年の一人当たりの平均が12.5リットル。ビールは55%、スピリッツは36%、ワインは9%を 占める。これに比べて日本の消費量は2008年から2010年の平均が7.2リットル、約半数がスピリッツでビールは19%
WHO Global Status Report on Alcohol and Health 2014
ポーランドの種類別消費量
(WHO Global Status Report on 
Alcohol and Health 2014)
日本の種類別消費量
(WHO Global Status Report on Alcohol and Health 2014)

 日本よりも全体のアルコールの消費量が多く、ビールが最も好まれていることこがわかる。


さて、ついでながら、日本の輸入ビールの人気売れ筋の代表的なものはといえば、人気の定番であるメキシコのコロナ、アイルランドのギネスが最初にくるのではないだろうか。加えて、人気がうなぎ上りのベルギービール、更にタイのシンハーやベトナムのラッキーナンバーが商品名となっている333、インドネシアのビンタンなど、世界中から様々なビールが輸入されている。


特にベルギービールの最近の躍進は目覚ましい。その背景には、ベルギービールを輸入している企業などが実行委員会を立ち上げ2010年9月に六本木ヒルズで開いた「Belgian Beer Weekend Tokyo」がある。今では東京、大阪、福岡、名古屋、横浜、仙台の全国6都市でそれぞれ4日間開催され、18万人を動員するビッグイベントに成長している。ビールの他に、ベルギー風のフライドポテト「フリッツ」や「ブーレット」(ミートボール)、ソーセージやワッフルなどビールと楽しめる食べ物が用意される。銘柄ごとのグラス、ベルギーのもうひとつの名産品のチョコレート、チーズなどの物販、さらにトップミュージシャンによるライブなども行われ毎回活況を呈している。

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