ポーランドのお酒事情は?
市場調査会社のニールセンによると、ポーランド人はどの食品・飲料よりもビールにお金を使っている。2013年12月〜2014年11月の1年間、ビールに使った金額は340億ユーロ。2位のウォッカは240億ユーロ。筆者を含め、ポーランドのイメージから言えば、むしろ、ウォッカの方が圧倒的と思っていたがそうではないようだ。
アルコール全体の消費量を見ると、2008年から2010年の一人当たりの平均が12.5リットル。ビールは55%、スピリッツは36%、ワインは9%を 占める。これに比べて日本の消費量は2008年から2010年の平均が7.2リットル、約半数がスピリッツでビールは19%。
(WHO Global Status Report on Alcohol and Health 2014)
(WHO Global Status Report on Alcohol and Health 2014)
ポーランドの種類別消費量 (WHO Global Status Report on Alcohol and Health 2014) |
日本の種類別消費量 (WHO Global Status Report on Alcohol and Health 2014) |
さて、ついでながら、日本の輸入ビールの人気売れ筋の代表的なものはといえば、人気の定番であるメキシコのコロナ、アイルランドのギネスが最初にくるのではないだろうか。加えて、人気がうなぎ上りのベルギービール、更にタイのシンハーやベトナムのラッキーナンバーが商品名となっている333、インドネシアのビンタンなど、世界中から様々なビールが輸入されている。
特にベルギービールの最近の躍進は目覚ましい。その背景には、ベルギービールを輸入している企業などが実行委員会を立ち上げ2010年9月に六本木ヒルズで開いた「Belgian Beer Weekend Tokyo」がある。今では東京、大阪、福岡、名古屋、横浜、仙台の全国6都市でそれぞれ4日間開催され、18万人を動員するビッグイベントに成長している。ビールの他に、ベルギー風のフライドポテト「フリッツ」や「ブーレット」(ミートボール)、ソーセージやワッフルなどビールと楽しめる食べ物が用意される。銘柄ごとのグラス、ベルギーのもうひとつの名産品のチョコレート、チーズなどの物販、さらにトップミュージシャンによるライブなども行われ毎回活況を呈している。
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