ポーランドの緊急通報、半数がイタズラ?!
ポーランド当局によると、2014年の112番通報(ポーランドの緊急通報用電話)は合計で2100万件以上あったが、その半数近くがイタズラ電話とのこと。「112番」はEUに加盟している全28カ国共通の緊急連絡先となっている。イタズラ電話が増えることで、本当に助けが必要な人への対応が遅れてしまうことが問題視されている。
現在、ポーランドには緊急用のコールセンター各県に1カ所、マゾビア県には2カ所(ワルシャワとラドム)あり、合計17カ所にある。
日本でも、救急車や消防車、警察へのイタズラ電話は少なからず存在する。また、未だに救急車をタクシー代わりに使う人がいる人も後を絶たない。似たような問題はどの国にもあるのだろう。
本来、緊急通報用電話番号は緊急時のみに使用されるもの。目的以外の通話やイタズラ電話は、受信業務に支障を来すため、犯罪とされることもある。国によっては、切迫度によって違う電話番号を用いており、イングランドとウェールズでは、緊急時には999(警察・消防・救急)を用いる。救急でない医療事案に対しては、0845-46-47を用いている。北米やカナダでも、緊急時には911を用い、緊急時以外で警察などには311、地元の相談センター用番号(フィラデルフィアでは231-3131)を用いる。
ものの本によると、世界最初の緊急通報用電話番号は、1937年6月30日にロンドンで使用開始されたとのこと。この緊急通報システムは、 999 の電話番号が鳴るやいなや同時にブザーが鳴り、赤ランプが点灯し、交換手の注意を引くというもの。その後、このシステムは次第にイギリス全土に広がり、1970年代後半にはすべての電話交換設備がこのシステムに対応するようになったとのこと。
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