2023年9月11日月曜日

昆虫タンパク質でペットフードを製造する、サステナブルなポーランド企業

                   <ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>

HiProMineというポーランド企業をご存知だろうか。

 

この企業は2015年に設立し、昆虫や家畜の未利用部分を用いた代替タンパク質を製造している。これらのタンパク質は主にペットフードや魚の飼料として使われている。HiProMineはタンパク質の高まる需要に応える、食料廃棄を削減する、昆虫の可能性を利用するという3つの問題を達成することで、自然への負荷を減らそうとしているのである。昆虫タンパク質は従来の動物から得られるタンパク質よりも水の使用量や二酸化炭素の排出量を大幅に削減することができる上、100パーセント無駄なく使用することができる。

 

そんなサステナブルなHiProMine社は7月末に国家経済銀行(BGK)から3327万ユーロの融資を受けると発表した。この融資でHiProMine社はKarkoszówに飼育材料生産工場を建設し、Robakowoには昆虫の遺伝子繁殖センターを建設する。新施設での生産開始は2024年前半を予定している。近年、肉などの動物タンパク質の値段が高騰していることから、昆虫タンパク質を用いたペットフードはさらに需要が高まることが見込まれる。昆虫タンパク質を人間の食べ物として取り扱う予定はないようである。

 

今回の融資は輸出信用機関(ECA)を利用したものであり、BGKの経営委員会メンバーであるMarek Tomczuk氏は「BGKの包括的な支援により、同社は海外市場での本格的な生産と開発を開始することができる。」とコメントしている

ECA:各国政府が自国の輸出促進等のために設立した貿易保険事業者 

世界でも昆虫タンパク質を製造している企業はまだ少ない。ポーランドのサステナブル企業、HiProMine社がこれからどのように事業を拡大していくかに注目である。


HiProMine: popyt na nasze produkty, białko i nawozy wielokrotnie przekracza podaż.

写真 Forbeshttps://www.forbes.pl/life/wydarzenia/bgk-finansuje-inwestycje-hipromine-produkcja-jedzenia-z-owadow-dla-zwierzat-pasza-z/nzbws6s )より

2023年9月8日金曜日

ショパン好きなあなたへ

   <ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>

   著名な作曲家であるショパンはポーランド出身であることは多くの人に知られている。ポーランドにはショパンの出生の家、育った町など様々なショパンに関する観光地がある。この記事ではそのショパンにまつわるお勧め観光地を紹介したい。

ジェラゾヴァ・ヴォラ

  ジェラゾヴァ・ヴォラは、ショパンが生家で、ワルシャワから54km離れた場所にある村である。ここでは、今は博物館になっているショパンの家に行くことが可能となっている。生家の近くでは夏の季節には土日に様々な有名なピアニストによるショパンの作品を演奏する発表会が行われる。生まれた場所の風景だけでなく、作品を聴くことによりショパンを楽しむこと
ができるのがジェラゾヴァ・ヴォラである。

ワルシャワ市

  ジュラゾヴァ・ヴォラには、ショパンは生後数ヶ月しか住んでいなかった。彼は幼少期から20歳までワルシャワで過ごした。ワルシャワにあった彼の家は戦争で壊されてしまったが、街が復元されたため彼が生い立ちの中で見た光景を実感することができる。また、街の中でショパンの人生と関係する場所にはショパンの作品の録音を流しているベンチが置かれている。ショパンの生い立ちを巡りながら彼の音楽を楽しめる。  


フレデリック・ショパン博物館


  ワルシャワのストログスキ邸にあるこの博物館はショパンや彼の作品に関するものの全てが展示されている。様々な観光客が楽しめるために作られたこの博物館は、子供でも音楽家でも観光客でも十分に満足できるようになっている。ショパンの直筆の楽譜、手紙、や彼の使用したピアノなど様々なものが置かれている。


ワジェンキ公園
  ワルシャワ市の中心部にあるワジェンキ公園はワルシャワ市内最大の公園である。17世紀に建設されたこの公園は、近くの入浴場から名前を取り「お風呂」と言う意味の「ワジェンキ」公園となった。この公園はショパンとどういった関係があるのかと思われるであろうが、ショパン像が置いてある。また、それとは別に夏にはショパンの作品を演奏するアウトドアコンサートを開催している。毎年5月から9月に渡り、毎週日曜の昼に無料で世界中のピアニストによるコンサートが開かれている。ショパン像を見た後に公園でゆっくりしながらショパンの演奏を聴くのは夢のようである。  






ジェラゾヴァ・ヴォラ

作者:Roman Eugeniusz

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/96/Zelazowa_Wola%2CPoland%2CEU._-_panoramio_%2836%29.jpg

市内のベンチ

作者:Nihil novi

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/bd/Chopin%27s_Warsaw_bench.JPG 

ショパン博物館

作者:Adrian Grycuk

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/1f/Zamek_Ostrogskich_w_Warszawie_2022.jpg/1600px-Zamek_Ostrogskich_w_Warszawie_2022.jpg?20220513101722

ワジェンキ公園

作者:Adrian Grycuk

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/c1/Koncert_pomnik_Fryderyka_Chopina_w_Warszawie_2014_01.JPG


2023年9月7日木曜日

伝統的ダンス「ポロネーズ」

   <ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>



 「ポロネーズ」。訳すと「ポーランド風」。ポーランドを代表する5つの民謡ダンスの一つである。ポロネーズはポーランドで最も古い民謡音楽と知られている。現在も人気で、メジャーなダンスパーティーやイベントで最初に踊られる曲である。ダンス以外でショパンの英雄ポロネーズを始めとしたクラシック音楽でも有名である。この記事ではポロネーズの歴史や特徴を紹介したい。 

歴史
  発生は遥か昔と言われているが、16世紀から貴族の行進として普及し始める。当時、フランスのボールルームで紹介された後に各国の宮廷に紹介され、「ポロネーズ」という名前が広まった。1573年のアンジュー公ヘンリーの即位においてポーランドの正式な行進曲としてポロネーズは取り入れられた。最初は貴族の音楽であったポロネーズはのちに民族間でも親しまれるようになった。さらにダンスだけでなく、器楽曲として広まり始めた。ポロネーズを作曲した主な作曲家にはポーランド人であるショパンを始めとして、バッハ、ヘンデル、ベートーヴェン、シューベルトなどを含む。現在ではポーランドの高校のStudniówka(ポーランド版のプロム)において最初に踊られている。


特徴
ポロネーズの基本的なリズム
  Chodzony (歩く踊り), chmielowy (ホップ), やpieszy (歩行者)という名も持つポロネーズは3/4拍子で 主に右図のようなリズムをとる。歩くような適度なテンポで、行進のように格調のある音楽である。ポロネーズは男女のパートナーで踊られる。振り付けは主にピボット、パートナーの一時的な分離、そして男性による女性の周りに円を描くことから成り立つ。また、ダンス中に全てのペアが列に並び、トンネルを作って潜るのも特徴的である。

演奏
  もしもポロネーズの演奏を聴きたい場合はクラシックの演奏会 で聴くのがオススメである。近日、日本の演奏会だと9月16日にサ ントリーホールにて及川浩治のピアノリサイタルでショパンの英雄 ポロネーズが演奏される。また、ポロネーズの踊りはフォーマルなイベントでは最初に取り上げられる ので、ポーランドにて結婚式やイベントに参加する場合は事前に覚えておくのも良いかもしれない。いずれにしても音楽であれ、踊りであれ様々な方法で楽しめる曲こそがポロネーズである。



ダンスの画像
作者:Silar
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/1e/07702_Polonia_Francja_Pog%C3%B3rzania_Poli
sh_Uplanders.jpg 
リズムの画像
作者:Žiga
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/73/Polonaise-rhythm.png

2023年9月5日火曜日

9月にはぶどう収穫祭Winobranieへ

 <ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>

  ポーランドで最大のワインの祭りであるWinobranieは9月9日から9月17日までポーランド西部の街ジェロナ・グラにて開催される。この町はワイン生産量が国内3位であり、ワインの文化が非常に強い。例えば、バッカスノームというローマ神話のワインの神から名付けられたノームが町中に飾られ、観光客にワインを印象付けるような役割を果たしている。これは子供にも人気があり、もし来るとなったら家族で全てのノームを探すのも良いアクティビティになるだろう。

  9日間開催されるWinobranieでは大勢のワイン生産者、またワイン愛好者 が集まり、とても賑やかな祭りである。町役場の近くにブースが多く設置され 、ローカルのワイナリーが多く集まって出店している。そこでは無料でテースティングをでき(店にもよる )、その場でワインを購入することもできる。また、バスによって様々なワイナリーに直接行ってテーステ ィングをすることも可能である。他には毎日昼夜開催されるコンサ ート、様々な骨董品が売っているフリーマーケット、ワインをテーマ としたパレード、ワインの歴史を学べるワイン博物館など様々なイ ベントやアトラクションがあり、9日間いて飽きることはないだろう。

  賑やかな風景と、やることがいっぱいあるこの一週間は逃しがたい機会である。もしもジェロナ・グラへの旅行を検討していたら9月9日から17日までの9日間に行くことを視野に入れておこう。





ノーム
https://www.hippopx.com/en/bacchus-image-brass-drink-drinking-wine-zielona-gora-220013

パレード
作者:Winobranie.pl
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/a9/Winobranie_Zielona_G%C3%B3ra_2012_15.jpg

乾杯する人たち
作者:Mariusz Cieszewski_
https://www.flickr.com/photos/polandmfa/44853862522

ユダヤ人の街カジミエシュ

  <ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>

  クラクフ市内にあるカジミエシュは元々、戦争時にクラクフのユダヤ地区とされていた。それの影響もあり、今はユダヤ人の影響を大きく受けている町である。1988年から世界最大のユダヤ人フェスティバルであるクラクフユダヤ文化祭が毎年開催されている。クラクフに訪れる際はこの長く深い歴史を持つカジミエシュに行って欲しい。


  14世紀にできたカジミエシュは当時のポーランド王カジミェシュ3世から名付けられている。13世紀の頃は、ボレスワフ・ポボジュヌイ公爵によりユダヤ人に対し宗教信仰、貿易、そして行動の自由が保障されて以来、ユダヤ人がこの町に多く関わるようになった。1930年には120個もののシナゴーグが町中に建っており、ユダヤ人は多くいたが、第二次世界大戦に入って以来はユダヤ人の人口は減ってしまった。しかし、1988年から開催されているクラクフユダヤ文化祭によって人口を取り戻し、ユダヤ人の影響は大きくなってきた。そういった過去をもつカジミエシュを観光する魅力を紹介していきたい。


アート

カジミエシュには多数のアートギャラリーが集まっている。そこには、この文化の風潮を表すような作品がたくさん並んでおり、芸術愛好家にとって充分に楽しめるだろう。ギャラリーによっては現代物や古い作品が飾られており、選ぶギャラリーにより味わえる気分は違う。


ユダヤ教


  カジミエシュにはユダヤ人居住者が多いところから、ここには多くのシナゴーグやユダヤ教に関する建物が建っている。特に有名なのが、ポーランドで一番古くから立つシナゴーグである旧シナゴーグである。これは15世紀に建てられ、のちに16世紀中に再建された。第二次世界大戦中破壊され、その後再建されている。長い歴史を持つこのシナゴーグに一度は寄るべきところだろう。




2023年8月28日月曜日

秋こそポーランドへ

 <ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>

  「ポーランドに観光に行く」とは普段あまり聞かないかもしれない。しかし、実際はポーランドには様々な魅力的な観光地がある。今から秋の季節が訪れ、観光客数も夏と比べては落ち着きがあり、気温は冬の寒さと夏の暑さを避けてちょうど良い季節になってきくる(首都ワルシャワの8月、9月、10月の平均最高気温は23度、18度、12度である)。ポーランドを観光する際に寄るべきスポットを紹介したい。


ヴィエリチカ岩塩坑
岩塩坑の内部の様子
岩塩坑の内部の様子

  ポーランド南部のヴィエリチカの近くにあるこの岩塩坑には11世紀から20世紀(1996年)まで営業していたというとても長い歴史がありUNESCOに文化遺産として登録されている。岩塩坑の深さは地下327m、全長300kmで、とても大きい。観光客が入れるのは一部分だけではあるが、距離にして3.5km程、深さ135mまで行けるので十分雰囲気を味わうことができる。さらに、階段が多くあり観光ついでに運動にもなるという魅力がある。岩塩坑を訪れる客はまるで地球の中心に行くようだという。この偉大な跡地を歩き回るのは忘れられない経験になるだろう。


ビャウォヴィエジャの森
秋のビャウォヴィエジャの森

  この森はポーランドとベラルーシの国境にまたがる原生林である。この原生林はオーク、シナノキ属、シダの主に3種類によって形成されていて9万8千haにも広がる。また、ポーランドでは1979年に、ベラルーシでは1992年にUNESCOに自然遺産として登録されている。秋の季節にここに訪れると、ちょうど紅葉が広がる時期であり、タイミングが合えば黄金色の森を見ることができる。


国立アウシュビッツ=ビルケナウ博物館
アウシュビッツへ向かう線路

  歴史を学ぶ上で、第二次世界大戦におけるナチスの悪行はよく聞く話だが、実際にその跡地を訪れることが可能である。アウシュビッツでは、戦争時150万人もののユダヤ人やポーランド人が処刑されている。この博物館に行き戦争の残酷さを目の当たりにし、歴史を学びに行くことは貴重な経験になるであろう。


ワルシャワ歴史地区
ワルシャワ歴史地区の様子

  第二次対戦後に再建されたこの地区はワルシャワの最も古い地区であり、この都市を代表する観光スポットである。ここには市場にあるレストラン・カフェ・商店、カラフルな中世の建物、聖ヨハネ大聖堂、そして最も有名なのがキャッスルスクエアにあるワルシャワ王宮がある。この街の光景は13―14世紀の建物と比べ変化は少なく、中世ヨーロッパの街並みを歩くような経験ができる。


マルボルク城
マルボルク城

  1997年に文化遺産として登録されたマルボルク城は1226年にドイツ騎士団によって作られた。ドイツ騎士団の権力の座として150年以上使われ、その後戦争によってポーランド王国のものとなった。この城は造られた当初は小さかったが、年月が経つごとに大きさを増していき、今では表面積として世界一位となっている。ここは門と橋で結ばれた強力な城壁で囲まれた3つの建物からなる城となっている。13世紀という遥か昔から建っているこの城は必ず寄るべき観光地である。




写真
ヴィエリチカ岩塩坑 
作者:Michal Osmenda 
https://www.flickr.com/people/97006177@N00 

ビャウォヴィエジャの森 
作者:Tom Diserens 
https://www.tomdiserens.com/climate-bialowieza-forest/ 

アウシュビッツ博物館 
作者:Michel Zacharz AKA Grippenn 
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Birkenau_gate.JPG 

ワルシャワ歴史地区 
htts://www.hippopx.com/en/warsaw-the-old-town-poland-monuments-old-town-city-159583 

マルボルク城 
作者:DerHexer
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/82/Panorama_of_Malbork_Castle%2C_part_4.jpg

2023年7月1日土曜日

 <ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>

“Polboat Yachting Festival”が開催


2023727日~30日、ポーランド最大の水上ヨット見本市が開催されます。

この見本市は今回で4回目の開催となります。2022年の参加者は過去最高となり、4日間で20, 000人を記録しました。ポーランドを代表する乗船所、ヨットディーラー、ブローカー、設備メーカーが参加を表明しています。イベントには海外からの出展者やゲスト、プレミアム・ラグジュアリーセクターの代表者が参加します。

展示会では、ヨット・プレミア、海上試乗会、フライボード・ショー、スクーター、ジェットボードなどのイベントが開催されます。来場者はキャンペーンの一環として、セーリングヨットやモーターボートの無料クルーズに参加することができます。

チケットは事前予約不要で、当日参加可能となっています。

 <イベント名>

Polboat Yachting Festival

<場所>

ポーランド グディニア(Gdynia)

<ウェブサイト>

https://yachtingfestival.pl/en/home-3-english/