<ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>
ポーランドによるウクライナ支援
~機械・設備についてのウェビナー開催~
ウクライナの復興に関する協議の一環として、機械・設備について議論されました。ポーランド貿易投資局のワルシャワ事務所では、ポーランド企業の代表とウクライナ側とのバーチャル会議が、開発技術省協力貿易局のアレクサンデル・シーマスコ副局長によって開催されました。シーマスコ副局長は、「ウクライナの復興といえば、主要インフラの復旧だけでなくウクライナ経済の潜在力を回復させることである」と主張しました。また、「そのためにはポーランドからの技術や機械の供給が不可欠である」とも述べました。
ハイブリッド方式を活用したこの会議では、ウクライナの企業、団体、業界団体の代表の多くが遠隔地から参加しました。参加者はウクライナの機械産業の現状、現在のニーズ、復興計画について発言する機会を得ることができました。UkrMashBud Associationのウラジミール・サンチェスコ会長は、「戦争にも関わらず産業は継続的に機能しようとしており、ポーランドの請負業者と絶えず協力することができている」と強調しました。
ウクライナ商工会議所産業政策委員会委員長のヴォロデミル・ウドヴィチェンコ市長は、ウクライナでの自動車の生産が落ちていないことに触れ、「この戦争下でもウクライナの経済が機能している」ことを強調しました。その一方で、「ウクライナ国内の需要が国内生産を上回っており、商品の輸入に大きなニーズがあるため、ウクライナの機械輸入の見通しは安定している」とも述べました。
このセミナーを通して、ポーランドはウクライナ側のニーズをより理解し、支援に向けての見通しをたてることができたのではないでしょうか。長引くロシア・ウクライナ戦争で、ポーランドを含めた先進国がいかにウクライナのニーズをくみ取り、どのような支援をしていくかがウクライナ復興のかぎを握ることは間違いないでしょう。
写真:ポーランド投資貿易庁より
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