2021年8月16日月曜日

ヴィーガンとポーランド 

<ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ> 

2015年のパリ協定(気候変動)の採択や近年のSDGs・ESGへの関心の高まりを背景に、世界各国でサスティナブルな取り組みが加速している。それに伴いベジタリアン・ヴィーガン人気は急速に高まっていて、日本での関心も高まっている。現在、日本の人口の5.7%がベジタリアン・ヴィーガンに当たると言われ、週1以上動物性を食べない「ゆるベジ」人口の16.8%と合わせると、2,700万人 (22.5%) の人が 植物由来の食品 (Plant-based food)を生活に取り入れていると報告されている。一方、ポーランドでは、ヴィーガンへの傾斜がより高く、人口の約7%がヴィーガン、それ以外の人も38.5%の人が肉類制限を実施しており、ヴィーガン先進国と言われている。その大きな要因は、ポーランドでは健康志向に加え、動物や環境への意識の高まりにある。

まだ日本ではヴィーガン= 美容や健康の「流行り」であり、ヴィーガンがどう環境問題に結びつくのかといった事まではあまり知られていないのが現状だ。そこで今回は、ヴィーガンと環境の相関関係について少し触れてみたい。



家畜産業と温室効果ガス


グリーンピースによると、地球温暖化の原因とされる温室効果ガスについて、牛や豚などの家畜からのCO2の排出量は、車やバス、飛行機などの運輸部門全体による排出量に匹敵するとのことである。

(写真 1:https://www.instagram.com/greenpeacejp/?hl=ja より)

 肉と環境破壊  


グリーンマンデーによると私たち一人が一週間肉を食べずにいると、「約29,000Lの水、120kgの穀物、4.5m×4.5mの森林伐採、61kgのCO2を削減し、7匹の動物の命を助ける」ことになるのだという。


(写真 2:https://www.instagram.com/greenpeacejp/?hl=ja より)


動物愛護の観点からだけでなく、環境問題の面においても、ポーランドを始め世界中で注目されているヴィーガン。日本でも「環境保護のためのヴィーガン」が浸透していくことが期待される。
                                                                                                                M.K

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