<ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>
日本は週明けから一気に涼しくなり、いよいよ秋が近づいてきた。ポーランドも徐々に気温が下がり、“złota jesień”=黄金の秋がやってくる。ポーランドの紅葉の季節は、黄金色の葉で満開になる。近くの公園などで気軽に紅葉を楽しめるポーランド。これから、紅葉のベストシーズンを迎えるポーランドをぜひ堪能してほしい。
まずは世界文化遺産に登録されているヤヴォルとシフィドニツァの平和教会郡だ。この教会は、ポーランド南西部のドルヌィ・シロンスク地方に位置し、17世紀半ばにヨーロッパ中を荒廃させた三十年戦争の終結後に平和の象徴として建てられた教会である。数々の厳しい条件の中で建設された教会群の特徴はなんと言っても釘を一切使っていない木造教会であることだ。質素な外見とは対照的に、教会の内部は豪華絢爛なバロック式の装飾が施されている。
続いては聖アンナ教会である。この教会は、ワルシャワ王宮広場沿いにある教会で、コリント式の柱を使って建設された教会である。こちらもシンプルな外観だが、とても煌びやかな内装である。この教会では毎日正午からバロック様式のパイプオルガンコンサートが開催されている。ポーランドで美しいパイプオルガンの音色を聴きたければ、聖アンナ教会に訪れるといいかもしれない。
最後に紹介したいのは古都クラクフに位置する聖マリア教会である。この教会の見どころは、豪華な内装と1時間ごとに時を告げるラッパである。ゴシック様式のこの教会は、豪華な内装でとても有名な教会である。ステンドグラスは息を呑むような美しさで、教会内部のヴィオレットストウオシ祭壇は国宝にも指定されている。また、教会の塔では1時間毎にラッパの演奏があるのだが、その演奏の旋律は途切れたように終わるのだ。13世紀にモンゴル軍が侵攻した際に、敵の襲来を知らせるためのラッパ吹きが敵に射られたことを偲んで、ラッパの演奏は曲の途中で終わる。聖マリア教会に訪れた際はそんな悲しい旋律を一度聴いていただきたい。
ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会郡
写真:Bozena Pytel
聖アンナ教会
写真:Anita Rao Kashi、トリップアドバイザー
聖マリア教会
写真:まっぷるトラベルガイド編集部、Harubobo
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