2023年8月28日月曜日

秋こそポーランドへ

 <ポーランドとの貿易・輸出入、ポーランドへの投資、ポーランド進出を考える日本の企業様へ>

  「ポーランドに観光に行く」とは普段あまり聞かないかもしれない。しかし、実際はポーランドには様々な魅力的な観光地がある。今から秋の季節が訪れ、観光客数も夏と比べては落ち着きがあり、気温は冬の寒さと夏の暑さを避けてちょうど良い季節になってきくる(首都ワルシャワの8月、9月、10月の平均最高気温は23度、18度、12度である)。ポーランドを観光する際に寄るべきスポットを紹介したい。


ヴィエリチカ岩塩坑
岩塩坑の内部の様子
岩塩坑の内部の様子

  ポーランド南部のヴィエリチカの近くにあるこの岩塩坑には11世紀から20世紀(1996年)まで営業していたというとても長い歴史がありUNESCOに文化遺産として登録されている。岩塩坑の深さは地下327m、全長300kmで、とても大きい。観光客が入れるのは一部分だけではあるが、距離にして3.5km程、深さ135mまで行けるので十分雰囲気を味わうことができる。さらに、階段が多くあり観光ついでに運動にもなるという魅力がある。岩塩坑を訪れる客はまるで地球の中心に行くようだという。この偉大な跡地を歩き回るのは忘れられない経験になるだろう。


ビャウォヴィエジャの森
秋のビャウォヴィエジャの森

  この森はポーランドとベラルーシの国境にまたがる原生林である。この原生林はオーク、シナノキ属、シダの主に3種類によって形成されていて9万8千haにも広がる。また、ポーランドでは1979年に、ベラルーシでは1992年にUNESCOに自然遺産として登録されている。秋の季節にここに訪れると、ちょうど紅葉が広がる時期であり、タイミングが合えば黄金色の森を見ることができる。


国立アウシュビッツ=ビルケナウ博物館
アウシュビッツへ向かう線路

  歴史を学ぶ上で、第二次世界大戦におけるナチスの悪行はよく聞く話だが、実際にその跡地を訪れることが可能である。アウシュビッツでは、戦争時150万人もののユダヤ人やポーランド人が処刑されている。この博物館に行き戦争の残酷さを目の当たりにし、歴史を学びに行くことは貴重な経験になるであろう。


ワルシャワ歴史地区
ワルシャワ歴史地区の様子

  第二次対戦後に再建されたこの地区はワルシャワの最も古い地区であり、この都市を代表する観光スポットである。ここには市場にあるレストラン・カフェ・商店、カラフルな中世の建物、聖ヨハネ大聖堂、そして最も有名なのがキャッスルスクエアにあるワルシャワ王宮がある。この街の光景は13―14世紀の建物と比べ変化は少なく、中世ヨーロッパの街並みを歩くような経験ができる。


マルボルク城
マルボルク城

  1997年に文化遺産として登録されたマルボルク城は1226年にドイツ騎士団によって作られた。ドイツ騎士団の権力の座として150年以上使われ、その後戦争によってポーランド王国のものとなった。この城は造られた当初は小さかったが、年月が経つごとに大きさを増していき、今では表面積として世界一位となっている。ここは門と橋で結ばれた強力な城壁で囲まれた3つの建物からなる城となっている。13世紀という遥か昔から建っているこの城は必ず寄るべき観光地である。




写真
ヴィエリチカ岩塩坑 
作者:Michal Osmenda 
https://www.flickr.com/people/97006177@N00 

ビャウォヴィエジャの森 
作者:Tom Diserens 
https://www.tomdiserens.com/climate-bialowieza-forest/ 

アウシュビッツ博物館 
作者:Michel Zacharz AKA Grippenn 
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Birkenau_gate.JPG 

ワルシャワ歴史地区 
htts://www.hippopx.com/en/warsaw-the-old-town-poland-monuments-old-town-city-159583 

マルボルク城 
作者:DerHexer
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/82/Panorama_of_Malbork_Castle%2C_part_4.jpg