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ヴロツワフ市の中で最も古いオストルフ・トゥムスキは歴史的にも重要な場所である。カトリックと強い関係を持つこの場所には、密集した宗教関連の建物が並ぶ。近くには川があり、古い街並みと合わせて穏やかな風景を味わえる。別名でカテドラル島という名でも知られているオストルフ・トゥムスキは、元々は島であった。しかし、19世紀に発生した洪水の影響で、近くのオーデル川の分流を止めざるを得なくなり、今は島ではなくなっている。
オストルフ・トゥムフスキは、全く異なった世界感を味わえる数少ない場所の一つである。午後になると、ランプライターが街中のガスランプを手で灯しに来るのが恒例である。今の時代でもまだランプライターが街のガスランプをつけているのは、ヨーロッパでも極めて珍しい。このランプによって作られる雰囲気は写真映えもして、ロマンチックな夜を過ごすには最適である。特にカテドラルナ通りの光景が綺麗だ。
オストルフ・トゥムフスキを訪れた際、一体どこを巡れば良いのか。まずはピアスコヴィ橋から始まるだろう。1861年に建てられたこの橋はヴロツワフで一番古い橋であり、真っ赤な色が特徴づけている。元々あった橋は11世紀に建てられ、ウィーン、バルト海とヴェニスをつなぐ古代の交易の琥珀の道の一部であった。
これをまっすぐ進むと、キュリロスとメトディウスのロシア正教会、バロック時代の図書館、そして北側の身廊にあるマリア像で知られている砂上の聖マリア教会がある。ここからトゥムスキ橋が延び、町の最も古い部分へと進む。
橋の前にはヤドヴィガ(14世紀のポーランド女王)の像があり、それも注目どころである。橋には南京錠が多く付いていて、新婚夫婦たちの末長い愛を象徴している。
そこからカテドラルナ通りを進んで、聖ペテロとパウロ教会を通過すると、最後には聖十字架教会の下に立つネポムクの聖ヨハネ像の前までくる。この正十字架協会は、2つの別々の教区を持つ珍しい2階建ての教会である。更に、カテドラルナ通りを進むとこの場所で唯一のポーランド料理を味わえるLwia Bramaがある。また、一息つけるカフェのCafeterie Chicがある。最後にはステンドグラスの窓と祭壇画で有名な聖ヨハネ大聖堂に出て来る。
ヴロツワフの2番目に高いビューポイントであり、ここから美しい景色を見渡せる。このように、様々な宗教的建物に囲まれ、異なる世界観と雰囲気を味わえるのがオストルフ・トゥムスキの魅力である。
町の光景
作者:pawulon
ランターンの写真
作者:Klearchos Kapoutsis
https://www.flickr.com/photos/klearchos/3770623470
トゥムスキ橋
作者:Andrzej Otrębski
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Wroclaw_Most_Tumski_i_kosciol_NMP_na_Piasku.jpg
聖ヨハネ大聖堂
作者:Klefciu
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